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山びこ会員の活動の記録です

 No.927 沼ノ原から花の五色へ  J子  2021年7月25日(日) 10:11
修正
10年?15年?ぶりにクチャンベツ登山口から沼ノ原〜五色ヶ原から五色岳へ。
沢を渡り緩やかな登山道を登り、少し沢型の急坂を我慢すると小さな池塘が現れ、そこから少し行くといきなり目の前が開ける。そこが沼ノ原。 トムラや石狩連峰のすばらしさに誰もが声を上げるだろう、素晴らしい景色だ。

他にも高層湿原はあるが、大雪山に囲まれたこの沼ノ原の景色にかなう場所は北海道ではないかもしれない。この日はPM2.5の影響でかすんでしまったが、こんな近くに可愛らしい二ぺの耳を見ることができる。
大沼の逆さトムラウシは残念ながら見ることができなかったが、水が前回見た時よりだいぶ少ないように感じた。たくさんの泊りのテントがあったが、場所は十分に残っていた。
池塘の周りの木道を歩く中、沼のハリイ?の緑があまりにきれいで写真を撮ってしまった。
五色の水場を過ぎてこのルート二つ目の急坂を上り、振り返ると見事な針葉樹林の景色が広がる。ここから大沼が見えるのだが、写真ではうまく写るないのがちょっと残念。

二ぺの耳と石狩連峰

大沼から見るトムラウシ

池塘のハリイ(だと思う・・)

急坂を上って振り返る
 No.928 花の五色ヶ原へ  J子  2021年7月25日(日) 10:30 修正
そこから五色ヶ原へ、緩やかだが結構長いルートを沢の涼やかな水音を聞きながら時折現れる花や雪渓を楽しみながらのんびり登る。
五色ヶ原が近づいてくると花が明らかに増えてくる。トムラウシは常に左手に見えていて、オプタテシケ山も端に見える。写真を撮ろうとしたとき、鳥が?あれは〜ギンザンマシコだわさ!!パチリ。やったね!!
五色ヶ原はチシマノキンバイソウの盛りで、大平原の遥か向こうまで黄色に染められた景色はさすがに大雪、五色ヶ原の面目躍如だろう。笹に浸食されてかつての景色はないと言われているが、それでも圧倒される花々だ。マルバシモツケやウサギギクが同じく最盛期だった。
本当に久しぶりに立った五色岳から眼の前に忠別岳の姿を懐かしく眺める。かすんでいるのが残念だが、旭岳が左に白雲も少しだけ右に見えていた。

長い帰り道を戻り、沼ノ原の終わるところで五色方面の写真を撮る。かすんでいるので、忠別岳の特徴的な形がかろうじて見えたが・・・やっぱ長いんだわ・・
戻ってきてGPSを見ると総距離20.7キロ。いや今季最長?年寄りにはちょっと辛い、どおりで帰り膝が痛くなったわけだ、トホホ。

それでも、あの湿原と花の景色を見れて満足の山行でした。

ギンザンマシコ

五色ヶ原からのトムラウシ

忠別岳に旭岳

沼ノ原から振り返って五色方面