暑寒別岳はこの時期花を見るなら箸別ルートに限る。 7合目まで展望のない登山道を我慢して登ると〜、7合目にあら不思議、パッと開けてそこからは全く違う山のような花花花ロードが展開する。大雪を除けばこれほどのお花畑の大展望はほかにあるのだろうかと思われるほどの花まみれ状態。もちろん時期がぴったんこじゃないとダメですけれど。 今回はちょっと油断してエゾノハクサンイチゲには少し時期が遅れてしまったが、それはそれでシナノキンバイの時期に丁度ピッタリだった。みんな知ってるこの花は、群落を作り、花の大きさと美しさもあいまって見栄えのする優等生だ。固有種のマシゲゲンゲも終わりかけていたがまだまだ見ることができた。 以前から熊の多い山域だけれど、最近人を怖らないうえに、後をついてきたりする個体が出てきて、とても一人では登る気がしない。今回は全員鈴はもちろん5人中4人熊スプレー持参で出発。3合目付近からフンがあり、7合目以降には本日のものと思われるほやほやさんが出現。幸い登山者も多く、見渡したところ離れた雪渓上にも熊はいなかったが、油断は禁物だと思う。単独登山は避けたほうがいいだろう。
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