昨年の春先以来1年3ケ月ぶりの盤の沢山だった。
前回まではNaさんという方が登山道整備を始めたばかりの頃で、一部分で笹刈りされていたものの、コルまでの約300mは完全なる藪漕ぎだった。 しかし、今回は遊歩道が左に屈曲する箇所から分岐し、取りつきとなる沢形まで一直線に笹狩りされ、そしてさらにコルまでほぼキレイに登山道化されていた。その後に大勢の人がそのルートに沿って登ったのだろう、最近できた登山道とは思えないほどしっかりと踏み固められていた。また、焼山のように階段を作ったり、休憩処と表した椅子が置かれていることはなかった。(兜岩には休憩処という標識があったけど...)
このような個人による登山道整備が法的にどうなのかという点では疑問もあるが、結果としては、自然の地形をうまく利用した素晴らしい登山道になっていたことに何より驚いた。ただし、個人的にはワイルドな山がひとつ減ったという残念な気持ちが残る。
最初のうち同行したHさんのペースに合せて登っていたが、コルに到着したころから体力差が現れはじめ、三角点に着いたときにはもう完全にバテバテ、そこから先は無理をせず自分のペースで登った。朝は雨模様であったが、稜線に出たころには秋の空が広がり、絶好の登山日和となっていた。 遅れて到着した最高標高点で山座同定したり、同年代の四方山話で時間を過ごし、14時過ぎに下山を開始した。帰り路ではボリボリなどのキノコを収穫し、実に有意義な登山であった。
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三角点、最高点はその先 | 林道を交差し沢形へ | ていねいな看板 | GPSログ | |
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