尻別岳に行ってきた。 毎年登る山だけれど、7月頭に登ったのは初めてだった。
ぶらぶら歩きながら、この時期はあまり花ないのかな〜とか思いながら・・コルからの急登を「階段数減ったんか?」などと思いながら歩いて(確かに140段はあったのに、100段あるかないかになっていた)、ふと顔を上げると「あら、カンゾウちゃんが咲いている・・・そうか〜今はカンゾウの時期だったね〜ふんふん」、なんせ急登なので足元以外の花はチラ見。 でも、珍しくもないけれど、ウツボグサの青とシロバナニガナの白がいい感じ。
あと500mの標識あたりで谷を見ると、え?あらら、こんなにカンゾウ咲いてるんだ・・!! でもそれはまだ序盤で、co1000の屈曲点から先はもうびっくり、うっそだぁ〜!!谷一面にエゾカンゾウが咲き乱れていて、あきれるくらいこの山に登ってきたはずなのに、こんな群落があることも知らないなんて、私っていったい今までなにやってたんだろう、頭の中でこだまする、「あんぽんたん〜あんぽんた〜ん・・・」
初めて見た尻別岳のエゾカンゾウの群落は、雨竜沼などの平地一面に整然と咲くそれとは異なり、広い谷地形の斜面の緑の中に野生の花が咲き乱れている、山に咲く花の存在を強烈に印象付けるものだった。
エゾカンゾウが終わると、ヤマブキショウマが咲き出して、青い花が穂のように立ち上がる美しいエゾクガイソウも咲く・・・尻別岳はやっぱり花の山で、大好きだ。 |
エゾカンゾウ | 斜面の緑の中に黄色がたくさん | ウツボグサの青もきれい | まだ咲いていたタカネイバラ様 | |
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