標高が703mの阿部山は、冬季限定の山とされていたが、実は登山道(最初は踏み跡程度だったが今では立派な夏道)があって1時間ちょっとで登ることができる。 今回はその夏道を利用せず、尾根から登って沢に降りるというルートで阿部山に行ってきた。途中山菜採りもあって総行動時間4時間。 送電線下から取り付き377Pを経由して尾根頭までほとんどが藪漕ぎであったが、藪漕ぎ度U級程度(一部V級)で案外と歩きやすい。 尾根頭からピークまでは、かなりはっきりとしたした踏み跡が続いていて藪漕ぎ度T級。 そして下山は夏道を少しだけ進み、途中から沢に下降して、ほとんど消失気味の林道跡や獣道のような踏み跡T級を利用して足を濡らさずに降りてきた。 阿部山は藪漕ぎ登山の入門として最適な山だと思う。興味のある方は私までご一報を。
(参考)ヤブのグレード設定(『限りなき山行(細貝栄)』より) T級:自然に出来た踏み跡で歩きやすい。 U級:両手を使い始める。 V級:本格的なヤブ。 W級:非常にきつく、ヤブをこぐ気力を失うようなところ。 X級:自分が過去に体験した中で最もひどい部類のヤブで、身動きできなくなるようなところ。 Y級:自分がいまだかつて体験したこともないような猛烈なヤブ。 |
赤:今回の軌跡、青:夏道、黒破線:冬コース | 分かり難いがヤブ | 阿部山ピーク | 林道のぬかるみにいたザリガニ | |
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