定山渓トンネルを抜けた先の大二股山に続く林道ゲートは開いていた。2年前も開いていたので、ひょっとするとここはいつでも開いているのではないだろうか。ということで、大二股山の横を通り抜け末端の小漁沢まで車を乗り入れた。今回のメンバはS水さん、M村さんと私の3人パーティ。
沢には大きな滝はないものの、長い滑や釜があって、少なくとも木挽き沢よりは変化に富んでいた。出だしの砂地にクマの足跡があったりして人気の少ない感じではあったが、途中の沢の分かれ目にはピンクのテープが付けられていて、入っている人はいた。しかし、源頭からの薮漕ぎには踏み跡は皆無、ハイ松交じりの手ごわい薮漕ぎでちっとも前に進まず、ピークまでトータル3時間強の3分の2は薮漕ぎだった。最後はピークを探してうろうろし、あるはずの標識を見つけることはできなかったが、周りにこれ以上高いところはなかった。
みんなそうなのか分からないが、少なくとも自分は薮漕ぎ=沢登りと思っているので、今回はとても充実した山行だった。
|